CDエルデンセ 対 SDウエスカ戦 キャプテンマーク

今シーズンも試合ごとに新しくデザインするキャプテンマークシリーズが続いています。今シーズンのキャプテンマークはアラゴンアイデンティティをテーマにそれぞれの分野で社会に貢献したアラゴン州のイニシアチブや人物をモチーフにしています。

 

CDエルデンセ戦でキャプテンがつけるのは、アラゴン州出身のサウラ兄弟をモチーフにした芸術的テイストのキャプテンマークです。

アントニオ・サウラ・アタレス(1930年ウエスカ -1998年クエンカ)

アントニオ・サウラは、アントニ・タピエスやエドゥアルド・チジーダといった著名な芸術家と並んで、スペインにおけるアンフォルメルを代表する表現者の一人です。5年間もベッドで療養生活を送ったことがきっかけで、独学でアーティストとしてのキャリアをスタートさせました。アンフォルメルに傾倒する前は、初期の頃はシュルレアリスムの影響を強く受け、その後、おもに白と黒を基調とした、古典的な芸術作品の影響が見て取れる作風に転向しました。また、彫刻、タペストリー、壁画、ステンドグラス、舞台美術も手がけました。彼が「エル・パソ」グループに参画したことが、スペインにおけるアンフォルメル運動の確立の鍵となりました。キャプテンマークのデザインでは、背景全体が彼の芸術スタイルへのオマージュとなっています。

カルロス・サウラ・アタレス(1932年ウエスカ – 2023年マドリードのコジャード・メディアーノ)

映画監督、脚本家、写真家、舞台美術家、漫画家、作家として、その輝かしい経歴で国内外に名を馳せました。映画監督としてのサウラはキャリアを通して、独裁政権とそれに続く過渡期(独裁政権が終わるとともに、彼の映画はより自由に表現できる新しい段階に入りました)から今日に至るまで、スペイン映画の本質を形作る作品を世に送り出してきました。好奇心旺盛で多才な彼は、ドキュメンタリーからミュージカルに至るまであらゆる映像表現を探求し、彼が大好きだった文学、写真、デッサンが映画という芸術表現に集結したのでした。今月10日で彼が他界してちょうど1年になります。

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