ラシン・デ・フェロール vs SDウエスカ キャプテンマーク

今シーズンもアウェー戦ごとに新しくデザインするキャプテンマークシリーズが続いています。今シーズンのデザインは、ウエスカとアラゴン州出身のタレントにスポットを当て、それぞれの専門分野で社会に大きく貢献した「IA」~アラゴンのインパルス、イニシアチブ、発明家~をモチーフにしています。

ラシン・デ・フェロール戦のキャプテンマークは、射撃の名手であるウエスカ出身のジェマ・ウシエトにちなんだものです。

ジェマ・ウシエト・ブラスケス(ウエスカ、1965年生)

ジェマ・ウシエトは若い頃から射撃の才能を発揮し、数々の賞を獲得、長年にわたって国内のクレー射撃界を席巻しました。始まりはウエスカにあるロレート射撃クラブでした。1993年が選手として最高の成績を収めた年で、世界選手権、ヨーロッパ選手権、スペイン選手権のオリンピックトラップ競技で優勝し、いくつかの世界記録を塗り替えました。射手から15mの距離から2枚のクレーが同時に放出され、より正確な射撃力と反射神経が求められるダブルトラップ競技においても同様で、素晴らしい成績を残しています。

スペインの女子スポーツ界のパイオニアであり、国際的な女性アスリートの先駆け、それもかなりマイナーなスポーツにおける成功者であることを考えると、彼女の功績には特別な意味があるといえるでしょう。世界選手権を2度、ヨーロッパ選手権を1度制覇しており、男子選手と競って優勝したこともあります。オリンピックは3大会に出場。1988年のソウルオリンピック(オリンピック種目として正式に定義されていなかったために獲得した金メダルが認められず)、1992年のバルセロナオリンピック、そして1996年のアトランタオリンピックでは技術的な中断で残念ながらチャンスを逃しました。本業は設計士であり、DFA財団で活躍しています。

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