レアル・スポルティング対SDウエスカキャプテンマーク
レアル・スポルティング・ヒホンのホームゲームが行われる伝説のスタジアム、モリノン制圧。これが、12月10日（金）21時に迎えるラ・リーガ・スマートバンク第20節でSDウエスカの目標である。
今節の為に作られたキャプテンマークでは、レアル・スポルティング史上の際立った様々な人物、フットボール事象（既にレトロなもの）、そしてサポーター『マレオナ』に関わるものが示されている。
『若者』キャプテンマーク
『マレオの若手たち』。スポルティング史上最も成功を収めた選手たちの年代をそのように呼ばれていた。90年代初頭、当時のUEFA大会に参加し、ヒホン育成ブームが1部にやってきた。1969年～1971年生まれのアストゥリアス州出身の選手達がサポーターを喜ばせていた。
フアンネレ、ルイス・エンリケ・マルティネス（現スペイン代表監督）、ハビエル・マンハリン、“ピトゥ”アベラルドなど有名選手が揃った年代で後者の3人は、92年バルセロナ五輪優勝メンバーにもなり、12月11日には、勲章がアベラルドに授与される。
モリノン・エンリケ・カストロ『キニ』のキャプテンマーク
今回のキャプテンマークのデザインには、1982年スペインW杯（この大会のマスコットは、ナランヒートと呼ばれ今も親しまれている）の会場にもなり、1908年にこけら落としされたスペインで最も古いスタジアムでもあるモリノンスタジアムの重要な意味が含まれている。
2018年にモリノンスタジアムは、スポルティング伝説のストライカー、『ゴールの魔術師』キニを称え、エル・モリノン・エンリケ・カストロ・キニと名付けられた。
ビーチサッカー
ヒホンのサン・ロレンソ（ウエスカと同じ守護聖人）ビーチの小さく滑らかな砂浜を散歩したことがあれば、ボールが足元に転がってくることがあるのを経験するだろう。サン・
ロレンソビーチは、ヒホンのビーチでサッカーが始まる代表的な場所で、低い波、ビーチにあるゴール、ロンドなどサッカーをするには絶好のコンディションがあり、公式の大会や集まった人たちの間で勝手にボールを蹴るところである。子供たちのトーナメントや慈善試合も組まれることもある。
アストゥリアス市のサッカー普及は、カトリック系学校でイエズス神父が学校チーム発足を奨励したことも大きな由来となっている。
このリーグの歴史あるチームの一つであり、良い状態を取り戻すことを目指すチームとの対戦は、『マレオナ』と呼ばれるどの試合でも忠誠心を持ち、叫び、時としてスポルティングにゴールを与えるサポーターに支えられた試合になる。
その意味でも、SDウエスカは、自分たちのスタイルを貫き、『マレオナ効果』を無くすべく、このリーグで厄介な相手の一つから貴重な勝ち点3を捥ぎ取るべく戦いになる。
