サラゴサ対ウエスカ戦のキャプテンマーク

ラ·ロマレダでのサラゴサ戦に向け、今シーズン、ウエスカのキャプテンは自然、文化、芸術など、地方間の結びつきを示すキャプテンマークをつけてプレーします。今回はアラゴン州の重要な存在であるムデハル様式の建築物に焦点を当てています(その名はアラゴン州の県同士を結ぶムデハル幹線道路にも使われています)。この様式はサラゴサやテルエルで良く知られていますが、ウエスカにも存在します。知っておく価値ありです。

ムデハル様式は西洋文化でもイスラム文化でもなく、特定の社会的、政治的、文化的状況の結果であり、特定の環境や特定の時代に生み出されたものであるため、世界でも類を見ない芸術と言えます。

これはまったく異なるルーツを持つ3つの文化の共存の遺産です。アラゴン人全員にとって誇りであるこの遺産はユネスコの世界遺産に認定されています。アラゴン州で最も重要かつ一般的に知られている芸術的シンボルの1つです。ムデハル様式の特徴である結束と統合は、アラゴン州の主要交通路である「ムデハル幹線道路」の名前として理想的です。

そしてウエスカのビジャエルモサ宮殿にあるアスロル家の羽目板の天井と同様、キャプテンマークには結束のシンボルとしてアラゴン州の国旗が組み込まれています。

アルハフェリア宮殿サラゴサ

アルハフェリア宮殿の王座の間の格間天井はアラゴン州のムデハル様式の貴重な財宝の1つです。格間天井はこの宮殿の王座の間の天井にあります。木彫りと多色材で作られた見事な格間天井です。強烈な金色のムデハル様式の幾何学模様は、木に彫られている他の多くの要素(ぶら下がった松ぼっくり、無数の植物や幾何学模様、君主の紋章)と同様に目立った存在です。アルハフェリア宮殿がカトリック両王の王宮になった際に建てられました。天井はテルエルの大聖堂の天井と非常によく似ています。

ウエスカの大聖堂

ウエスカ県にもアラゴン州のムデハル様式の遺産はありますが、アラゴン州の他の2県ほど多くはありません。ウエスカ県の首都ウエスカ市にあるムデハル様式の遺産としては大聖堂の参事会集会所の説教壇があげられます。これは16世紀にウエスカ県で作られた4つの説教壇のうち唯一現存しているものです(他の3つはカスバス、モンテアラゴン、そしてモンソンの共同大聖堂にありました)。装飾は格子状に連なった菱形で、それぞれ内側には中央に円がある4枚の花びらがあしらわれています。

ここではウエスカの街でまだ知られていない素晴らしいムデハル·ルートをご紹介いたします。

DesCUBRE MÁS CONTENIDOS: