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イビサ対ウエスカ戦キャプテンマーク

2月26日(土)16:00、セグンダ・ディビシオンで初めて訪れるスタジアムで昇格まもないイビサとの試合が行われる。昇格プレーオフに近づき、その差を縮めるための大事な一戦となる。

陽気なキャプテンマーク

この日のためにデザインされたキャプテンマークは、この島の歴史とアイデンティティのさまざまな遊び心が強調されている。キャプテンマークに施された花のモチーフは、1950年代に火がつき1960年代に世界的に有名になったヒッピー・ムーブメントをあきらかに意識したものである。

イビサを聴くことは喜びや音楽への主張を聴くことでもある。『自由の島』と呼ばれるこの土地は、世界有数のエレクトロニック・ミュージックの聖地であり、世界的に有名なプロデューサーやDJたちを迎えてきた場所。これに関しては1970年代にオープンした最初のクラブで、白い島のナイトライフを揺るがした、イビサ・ヒッピーにある有名なクラブ、「アムネシア(Amnesia)」や「パチャ(Pacha)」(架空の赤いさくらんぼ。私たちはウエスカ県ボレア産のさくらんぼの方が好きだが。)が大きく関係している。アムネシアは哲学者であり法哲学と社会学の教授で2021年11月に亡くなったアントニオ・エスコオタードが創設したクラブで、アントニオ・エスコオタードはイビサの『エキセントリックさ』を擁護し、慣習からの『脱却』を謳った。

生物多様性のキャプテンマーク

松の木が多いことからイビサがピティウサ(Pitiusa)と呼ばれていることをご存じだろうか?これはギリシャ時代の『pitys』という言葉が松林を意味することに由来している。古代ギリシャやローマ帝国の時代、イビサ島やフォルメンテーラ島は松の木が多いことからピティウサス(Pitiusas)と呼ばれてきた。

この島には固有種のトカゲPodarcis Pityusensis(現在では外来ヘビに脅かされている)が生息しその青緑、グレー、ダークブラウンなどの色を組み合わせたカラフルな模様がキャプテンマークのグラフィックのコンセプトの指針となっている。

このデザイン自体は、ユネスコの世界文化遺産に指定されている島の生物多様性と文化を反映し、フェニキア人の遺跡であるサ・カレタ(Sa Caleta)、プッチ・デス・モリンス古墳群(Puig des Molins)、旧市街ダル・ビラ(Dalt Vila)、イビサ海域の海底植物ポシドニア(Posidonia)の群生地という4つの要素が含まれている。

防衛塔と怪奇現象

キャプテンマーク自体を説明する解説画像には島のアイデンティティを構成する3つの重要な要素が示されている。13本の柱からなるカラ・レンティアのモニュメントは、2014年以降、太陽の周りの惑星の動きを表現していると制作者が語っている。その設置費用は、シルク・ドゥ・ソレイユの創設者、ギー・ラリベルテが負担した。

この物議を醸し出すモニュメントからはキャプテンマークのグラフィックの構成の一部である地場、エス・ベドラ(Es Vedrà)を見ることができる。これはイビサ島の西にある小島で、地元の漁師や住民の話によると、その飛び地はほとんど魔術のようで、伝説や奇妙な出来事の宝庫であると考えられている(UDイビサとの対戦では異常なことがないことを祈りたい)。

16世紀から18世紀にかけてよそ者や海賊から船を守るために作られた防衛塔を表現し、キャプテンマークは完成となった。

このキャプテンマークのように多様性に満ちたこの試合は、順位を上げようとする2チームの対戦。ここ数試合の素晴らしい流れに続き、チームの最高の姿を見いだせることを期待したい。

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