岡崎と雑草魂

日本には、『雑草魂』という言葉が存在します。人間の諦めない精神を喩えた表現です。このフレーズの一番良い例として、岡崎慎司という名の男のストーリーとSDウエスカでの挑戦に多くの日本人が感銘を受けています。彼の在り方、選手キャリアは、正にこの表現にピッタリであり、クラブのモット―『常に忠実、諦めない』に驚くほどに似ています。 18歳で岡崎は清水エスパレスに入団しましたが、誰もがプロとしてそこまでの選手ではないと言いました。コーチ陣は、FWとは別のポジションに転向させようとさえ考えてたそうです。しかしながら、岡崎は決して諦めない精神と絶え間ない努力でしっかりポジションを掴み取りました。そして、これが彼の夢の始まりだったのです。ドイツでは結果を残し、多くのゴールも決めました。レスターシティでは、プレミアリーグで優勝した初の日本人選手となりました。また、日本代表でも史上3番目に多く得点をあげたゴールゲッターになりました。 彼のファイティングスピリッツが、33歳にしてスペインで名声を得るべく、セグンダ・ディビシオンへの新たな旅へ導きました。誰もが 『なぜ2部なのか?』 とその時は言いました。そして、彼自身34歳で、クラブにとっても歴史的な一部昇格を成し遂げたのでした。自力で、チームメイトのサポートを得ながら。諦めない、雑草魂で。 ウエスカが一部リーグに留まる限り、彼の活躍を日本中が息を凝らして見守っていくでしょう。夢がどの様に続くのか。岡崎が戦い続ける限り、夢に終わりはありません。 スペイン語で読む / Leer en español

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